オープン系プログラマーのリアルな一日(暇な日ver)

こんばんは、オープン系の意味がよくわからない者です。

性格的にはむしろクローズ系だと思われるが、仕事はオープン系のプログラマーをしている。プログラマーといいつつ、仕様決めたり、環境構築したり、システムの運用保守してるので、実際はシステムエンジニア的なこともしとる。

「ぶっちゃけ仕事なにしとんの?」的な問い合わせを頂いておりませんが、社会人のパイセンとして、暇な日の一日の流れを書いてあげます。就活生の奴とかは参考にしてもいいですが、ぶっちゃけ会社によるので何とも言えません

そもそも弊社の概要はこんな感じ↓

  • 三重県/システム開発会社(大手製造業の子会社/内販5割外販5割)
  • 社員数 200人以上500人未満
  • 定時 9時から18時
meitantei
ついに私の仕事のヴェールが剥がされますね

オープン系プログラマーの一日

8時57分 出社

遅刻ぎりぎりにタイムカードを切る、朝弱いので出社は遅い。早起きして仕事中に眠くなるよりは、ギリギリまで寝て出社が遅くなるほうがマシという持論。

普通の会社では○○分前出社とかいうふざけた暗黙のルール的なのがあるが、IT会社では30分前に来とる奴はよほどの変わり者か偉い奴かニワトリみたいな奴だけ

PCを立ち上げてから、時間がかかるため、ビル内の自販機にコーヒーを買いに行って、帰りに一服して、席に戻る。

meitantei
こないだ役員に怒られました。九時までに仕事に取り掛かれる準備をしろとのこと。えー

9時15分 前日分の勤怠を入力

タイムカードのデータが勤怠システムに連携されているのでそれを確定する。

具体的には、上司に昨日の残業時間の申請をする作業。溜めると面倒なので毎日やろう。分単位で申請が出来る仕組みになっているが、面倒くさいので30分単位で申請する。

9時30分 コーディング

スケジュール上で割り振られている機能の開発を行う。

プロジェクトによって、言語は様々なので最初はビビります

Java、C#、PHP、VB.NETとかほんと色々。似たようなもんなので1つの言語が書けるようになれば大丈夫。心配いらないさ、画面の前のキミも。

詳細設計書を見ながら、書かれている通りにコーディングする。この段階で仕様バグに気付くことも多々ある。設計者に差し戻して、仕様を考えてもらいつつ、手を付けれる部分の開発を行うことが多い。

よくある話だが開発完了後に、設計者から「仕様変更しくよろw」を伝えられることがある。

ぱないストレスになります、これ。工数オーバーするし、修正漏れ等が発生するリスクもある。ひどい場合だと、開発完了後に設計書のレビューして、その指摘がこっちに振ってくることもある。先にレビューやっとけ馬鹿

meitantei
上流工程でミスがあると結局しんどいのは下流工程なのでよく覚えておいてほしい

10時15分 勝手に休憩

疲れを感じる前に休憩するのがプロ。 ←素晴らしいプロ意識

喫煙所にいくといつも同じようなメンツがさぼっている休憩している。複数人いても雑談をすることはほとんどない。みな寡黙に宙を見つめている。なにかを考えているように見えるが意外と何も考えていない。

10時30分 コーディング再開

コーディングという作業はすごく頭を使うと思われがちだが、実際そうでもない。むしろフレームワークが難しいことはやってくれることが多いので、仕様書通りにコーディングをするという作業は単調である。

例えば照会系の画面であれば、「画面から検索条件を取得→検索条件のチェック処理→DB検索→画面に検索結果を返す」みたいな大枠はどんなプログラムでも似たようなものなのだ。すなわちコーディングスキルとは概ね経験に比例すると僕は思っている。

11時30分 休憩

弊社ではランチライムを少しずらしている。恐らく店が混む時間を避けるという配慮であろう。しかし、薄汚れたIT戦士は小洒落たカフェや雰囲気の良いレストランに入るわけがなく、いつものローソンへ弁当を買いに行く。

自席で大体コンビニの弁当を食いながらソシャゲを行う。もちろん他の社員との雑談などない。いくつかの現場を見てきたが、大体こんな感じ。仲良くキャッキャウフフしながらのランチタイムなど、ない。

12時30分 単体テスト開始

眠い目をこすりながら、午前中に作ったプログラムの単体テストを行う。

コーディング中に単体テストっぽいことはもちろんするが、午後いっぱいを使って念入りにデバッグを行う。モノホンのプログラマーは品質にも気を遣う。

基本的には仕様書通り動かしながら、細かいバグや考慮が足りてなかった点を実装していく。ここで根本的に間違っているところを見つけると午前中の自分をぶん殴りたい気持ちになり、やがて帰りたくなるが、プロとしてぐっとこらえる。

14時00分 問い合わせ対応

大体のプログラマーは過去に作ったシステムの面倒を見なければならない。僕も多分に漏れずいくつかのシステムの問い合わせ窓口みたいになっている。作れば作るほど面倒を見るシステムが増えていく仕組みなのは本当にしんどい。

自分で作ったシステムならまだ良い方で、退職した奴とか協力会社の人が作ったシステムをろくに引き継ぎもなく、受け持つことも多々ある。

問い合わせ内容を適当に聞き取って、DBにできているデータを確認しつつ、ソースを眺めて、なんとなくの理由を先方に伝える。必要であればリカバリーを手動で行う。

この雑なやり方で2年近くやっているが、大きな問題にはなっていない。大丈夫か本当に

18時00分 帰宅

基本的によほどスケジュールが前倒せてるとき以外は定時には帰らない。本当は帰りたいが帰りにくい雰囲気が蔓延している。客も帰っていないこと前提で電話を掛けてくることが多い。はよ帰れ

僕はあくまでも「自分ファースト」なので月に何度か定時退社するようにしているが、定時に帰ってるのを見たことない人もいっぱいおる。IT戦士はタフな人が多いのはマジ。

まとめ

「しんどかったらすぐやめたろw」くらいの気持ちで入社したが、予想に反して暇な日はこんな感じで意外とゆるい。

「IT業界=ブラック」みたいな風潮ができてくれたおかげで、労働基準監督署がちゃんと仕事してくれて、ハチャメチャな残業とか休日出勤はなくなった。

腰痛と眼精疲労に悩まされることにはなると思うが、意外と楽しいもんよ。

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meitantei
30代の既婚現役SE&WEBライター業。
資産運用、電化製品、ファッション、金属バットなど自分が好きなコト、モノを発信するブログです。
「来てくれた人に損はさせない」が信条。

留年ギリギリで大学卒業後、底辺フリーターに従事。 その後、ゲーセン、税理士事務所、零細SES、中小SIerと謎のジョブチェンジを重ねてます。